| 平成17年度一般会計の収支決算は5年ぶりに実質単年度収支*が1億8000万円の黒字に転じました。 しかし、素直に喜べないのが17年度の決算状況です。市税は約3億6000万円の増収になりました。これは国の税制改悪による市民負担増です。
17年度は第4次佐倉市行政改革大綱の初年度で、5年間の「集中改革プラン」は前小泉内閣が行ってきた痛みを伴う改革をそのまま取り入れた佐倉市版です。花火大会を止め、佐倉市はお金がないということを市民に強く印象づけました。
人件費、扶助費、公債費の義務的経費を除く経常経費を各部一律12%カットの「枠配分方式」をトップダウンで行い、その影響額は前年度に比べ、約11億7000万円の減少となりました。特に、福祉部、教育委員会担当の市民サービスへの影響が大きく、さらなる負担増となりました。
基本健康診査の受診率は25.6%で前年度より11.3%も減っており、事業費で約1840万円22.6%の減少です。国も進める病気の早期発見、医療予防のための受診率の向上とは逆行しています。受診対象者を厳しくした結果、受診率を下げており、受診率を上げる努力はされませんでした。
今年は集団検診の有料化により、受診率はさらに2割程度落ちています。このような受診率の低下は、本来の事業目的を無視し、財源確保に焦点をあてた「集中改革プラン」に入れたことに要因しており、見直して受診率が上がる方策を進めるべきです。
他に、紙おむつや針灸・マッサージ券の助成など、在宅福祉サービスが廃止・削減されました。
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教育費では小中学校の運営費が大幅に削られました。特に、中学校の光熱水費は3000万円も削られ、学校現場では燃料費節約のため寒くてもストーブをつけないなど、子どもたちの学校生活に支障が出ています。しかし、教育委員会では実情をきちんと把握していません。また、学校の耐震化計画の多くは先送りとなりました。
福祉や教育費まで削り、市民負担を強いた「枠配分方式」は適正な財政運営とは認められません。
一方で、岩名運動公園ラグビー場新設、寺崎特定土地区画整理事業などの大型公共事業を見直さず、住民基本台帳ネットワークシステムに多額の税投入を進めています。
市民の負担増を当然のこととして進めた17年度の決算に、市民ネットワークは反対しました。
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*実質単年度収支
単年度収支における実質収支の状況を正確に見ることのできる指標 |
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