市民ネットワークの市議会速報

12月市議会(12月1日〜19日) ここが問題に…

まちづくりの理念なき「民営化」 指定管理者制度の導入に市民ネットは反対

 岩名運動公園他3公園の指定管理者は(財)佐倉振興協会に、佐倉市営自転車駐車場は(社)日本駐車場工学会に、佐倉草ぶえの丘は(株)山万グループ゚に、男女平等参画推進センターミウズはNPO法人申請中の「ミウズ1号」に、他7施設も12月議会で来年4月からの管理移行が決定しました

 今回の指定管理者選定にあたっては、選定過程における市民への情報開示の不十分さ、公の施設としての設置目的や役割について十分な議論のないままの決定方法、現在請け負っている方たちの雇用問題への配慮不足など大きな問題があります。

 大幅に経費を節減することはそれだけサービスを削ることに直結します。たとえば自転車駐車場は、昼間の10時から4時までの間、管理人を配置しないことで人件費の大幅削減をはかるとしています。選定委員からも無人になる時間帯の事故やトラブルへの対処に不安が残るという意見が付けられています。

 現在、請け負っているシルバー人材センターは、市内の高齢者雇用の重要な役割を担っています。今後の高齢社会に対応するためには、高齢者の雇用の確保や生きがいづくりが課題です。佐倉のまちづくりという視点に立った時、年間300万円程度の削減で天下り役員が多数を占める社団法人に仕事を任せるという判断は間違いです。

 ミウズは、「男女平等参画社会」の実現へ向けての市の重要な施策拠点になるべき使命を持っています。申請中で団体活動実績のないNPOにその責務を担わせることは、担当課としての責任放棄です。

 今後、公の施設においては、市民が主体的に活動に参画でき、だれもが自由に集える社会教育の場として運営されることが求められます。経費削減を先行した、まちづくりの理念なき「指定管理者制度」の安易な導入に、市民ネットワークは反対しました。

議案/陳情/意見書 
(採 択 ○、不採択 ×)
結果 市民ネット
ワーク
さくら会 公明党 市政会 新社会党 日本
共産党
無所属
H17年度佐倉市一般会計補正予算(指定管理者施設管理業務にかかわる債務負担行為)  × × ×
障害者自立支援法にかかわる条例制定と改正(議案第7・9号) × × ×
佐倉市議会本会議の録画を再開することを求める陳情 × × × ×
拡散防止のためにプルトニウム抽出試験を中止し、プルサーマル計画の根本的な見直しを求める意見書 × × × × ×
定率減税の縮小・廃止に反対する意見書 × × × × ×
印は市民ネットワーク提出の意見書
      *は代表(敬称略)    
*工藤
入江
道端
宮部
*望月、櫻井(道)
川名部、小林
押尾、檀谷
中村(孝)、清宮
桐生、倉田
寺田、木原
中村(克)
*吉井
岡村
神田
森野
長谷川
*櫻井(康)
臼井
*冨塚
勝田
*戸村
児玉
藤崎 山口
 
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12月議会(11月29日〜12月16日) 報告します!

 本議会では、アスベスト、マンション耐震設計偽装事件など、現在の社会問題を反映させた質問が続出。それ以外に大きな争点となったのが次の件です。

えっ、男女共同参画が偏向思想だって!?
自民党は男女平等がおきらい?

 今議会、自民党は「真の男女共同参画社会の実現を求める意見書」を提出してきました。
 しかしその中身はタイトルとは裏腹に、大変問題のあるものです。内容を要約すると・・・
  「真の男女共同参画社会とは、個人の男らしさ、女らしさ、また伝統や文化を十分に踏まえるべきだ。千葉県の教育現場が、伝統文化否定のジェンダーフリーの偏向思想により混乱しており、目に余る。国の進める男女共同参画基本計画も、一部の特定思想に偏っている!」

ジェンダーフリーは個人の生き方の応援歌

生物学的な男女の違いは当たり前のこと。これに対し、「男だから、女だから」を個人に押し付けていくことを「ジェンダー」と言います。社会的性差と訳されています。  「ジェンダーフリー」とはジェンダーから自由になること。つまり、男らしく、女らしくを超えて「その人らしく」生きることです。個人の能力や個性を大切にして、生き方を広げていくことなのです。

議会最終日の攻防戦

 閉会日、自民党に対し、民主、公明、共産、社民、ネットが反論の火ぶたを切りました。ネット・無所属は、「政府自民党もジェンダーという言葉を使い、男女共同参画社会を進めているのに、千葉県の自民党は逆行しているではないか? 今日のNHKのニュースでも、ジェンダーによる差別を是正するよう取り組む、と言っている」と質しました。
  しかし、答弁者(自民党Y議員)はしどろもどろ。答弁になっていないことを指摘されると、「事前に質問内容を通告しなかった質問者が悪い」と逆切れ。自分たちの出した意見書なんだから、どんなことを聞かれても明確に答えられるはずですが、はて?


結局は数の力で押し切られ

自民党が指摘する千葉県の教育現場の混乱というのも、具体的な事例はなく、中傷の域を出ません。 国会ではタッグを組んでいる公明党でさえ反対討論。「公明党は猪口(少子化・男女共同参画担当)大臣に、男女共同参画基本計画についてレクチャーを受けた。自民党さんもお受けになったらいかが?」

中身がどんなにおかしくても、数の力には勝てません。結果は自民(66人)、水と緑(1人)の賛成多数で、この意見書は通ってしまいました。

ネットは二つの意見書を出しました

共謀罪法案の制定に反対する意見書

次の国会に再々上程される共謀罪は、まだ実行していなくとも、集まって相談しただけで逮捕されてしまうもの。思想を取り締まる治安維持法の再来です。
    (○民主、共産、社民、水と緑、 ×自民、公明)

利根川水系整備基本方針策定に対する意見書

意地でも八ッ場ダムを作りたい国交省は、ダム推進派だけを集めて検討委員会を作り治水対策を論議。25年前のデータを見直すこともなく、八ッ場ダム建設を確定へ。
    (○共産、社民、水と緑、×自民、民主、公明)

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