12月議会(11月29日〜12月16日) 報告します! 本議会では、アスベスト、マンション耐震設計偽装事件など、現在の社会問題を反映させた質問が続出。それ以外に大きな争点となったのが次の件です。
えっ、男女共同参画が偏向思想だって!?
自民党は男女平等がおきらい?
今議会、自民党は「真の男女共同参画社会の実現を求める意見書」を提出してきました。
しかしその中身はタイトルとは裏腹に、大変問題のあるものです。内容を要約すると・・・
「真の男女共同参画社会とは、個人の男らしさ、女らしさ、また伝統や文化を十分に踏まえるべきだ。千葉県の教育現場が、伝統文化否定のジェンダーフリーの偏向思想により混乱しており、目に余る。国の進める男女共同参画基本計画も、一部の特定思想に偏っている!」
ジェンダーフリーは個人の生き方の応援歌
生物学的な男女の違いは当たり前のこと。これに対し、「男だから、女だから」を個人に押し付けていくことを「ジェンダー」と言います。社会的性差と訳されています。
「ジェンダーフリー」とはジェンダーから自由になること。つまり、男らしく、女らしくを超えて「その人らしく」生きることです。個人の能力や個性を大切にして、生き方を広げていくことなのです。
議会最終日の攻防戦
閉会日、自民党に対し、民主、公明、共産、社民、ネットが反論の火ぶたを切りました。ネット・無所属は、「政府自民党もジェンダーという言葉を使い、男女共同参画社会を進めているのに、千葉県の自民党は逆行しているではないか? 今日のNHKのニュースでも、ジェンダーによる差別を是正するよう取り組む、と言っている」と質しました。
しかし、答弁者(自民党Y議員)はしどろもどろ。答弁になっていないことを指摘されると、「事前に質問内容を通告しなかった質問者が悪い」と逆切れ。自分たちの出した意見書なんだから、どんなことを聞かれても明確に答えられるはずですが、はて?
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結局は数の力で押し切られ
自民党が指摘する千葉県の教育現場の混乱というのも、具体的な事例はなく、中傷の域を出ません。 国会ではタッグを組んでいる公明党でさえ反対討論。「公明党は猪口(少子化・男女共同参画担当)大臣に、男女共同参画基本計画についてレクチャーを受けた。自民党さんもお受けになったらいかが?」
中身がどんなにおかしくても、数の力には勝てません。結果は自民(66人)、水と緑(1人)の賛成多数で、この意見書は通ってしまいました。
ネットは二つの意見書を出しました
共謀罪法案の制定に反対する意見書
次の国会に再々上程される共謀罪は、まだ実行していなくとも、集まって相談しただけで逮捕されてしまうもの。思想を取り締まる治安維持法の再来です。
(○民主、共産、社民、水と緑、 ×自民、公明)
利根川水系整備基本方針策定に対する意見書
意地でも八ッ場ダムを作りたい国交省は、ダム推進派だけを集めて検討委員会を作り治水対策を論議。25年前のデータを見直すこともなく、八ッ場ダム建設を確定へ。
(○共産、社民、水と緑、×自民、民主、公明) |