・八ッ場ダム建設は、現状において、広域行政の観点から進めていかざるを得ないものと認識しています。
・印旛沼新放水路計画は、計画が具体的になった段階で、問題点の洗い出しを行い、市民の立場に立って判断してまいります。 |
・八ッ場ダム建設
現状においてのダム建設に「ノー」はできません。しかし水問題は、財産(命)と災害等極めて私たちの生活上欠くことのできない大きな課題を持っています。
私は、自らのライフワーク、自論として水の還元、貯留、浸透についての活動を行っています。私たちは地球環境を守るという意識から、地球によって守られているという認識の転換が必要であり、この考え方に立ってそれぞれが行動すべきであり、この基本を今後も貫きます。
・印旛沼新放水路計画
河川整備基本方針で示された毎秒1,000トンの水を増水時に放流するということについては、当面は毎秒500トンを放流する計画で進めたいということでございます。佐倉市としての意見は、この放流する量に対して、大和田にあります排水機場、この機能が十分発揮できるように整備や印旛沼の漁業への影響の有無、あるいは水質に関する影響などへの配慮などであります。また、千葉市からの意見としては、花見川の改修計画についての意見が出されていたと承知しています。
佐倉市は、これまでも浸水被害あるいは水質の悪化による環境への影響等に懸念をしてきたところであり、これを機会にこういった課題が解決できる可能性に期待を持っています。 |
八ッ場ダム建設については、人口減少、水需要の減少に加えて環境破壊等の問題が深刻なものと認識しています。基本的には将来真に必要な水需要の有無、あるとしたらどの位必要なのかを最新のデータで出来るだけ正確に予測すべきです。必要な水需要の予測を誤った場合に、水不足、渇水時の市民生活や産業経済に発生する不都合、社会的損害の大きさ、行政に対する非難、責任論も容易に想像できます。
工事の続行ありきではなく、真に必要な水需要を予測し、現在の計画を見直し、需要があればその合理性を市民に説明し、必要な範囲で(水利用のリサイクル、節水技術の開発も行いつつ)、対策をとるべきと思います。
数十年前のデータと予測だけで現在の合理性を裏付けるのが困難になったら、ダム事業の主な目的を利水即ち渇水対策から治水即ち洪水対策に変更することなどあってはなりません。巨額の税金が使われるのですから。
印旛沼新放水路計画についても、新利根川放水路計画によって利根川の洪水時には毎秒1000トンを印旛沼に流し込み印旛沼を調整池として、沼から新川、花見川を経由して東京湾に流そうという計画です。通常印旛沼は浚渫もしていないので水位は高くなっています。大雨が降ったときなどは、内水の被害を避けるため予め大和田排水機場で排水を行い水位を下げて対応しています。過去何度も洪水の被害を被った佐倉としては沼を洪水時の利根川の調整池としても沼が絶対に氾濫しないという、合理的で、信頼できる説明と納得のいく説明のプロセスが必要です。
いずれも大きな公共事業なので工事ありきで、事業を進めるべきではないと考えています。 |