2007年7月26日発行

憲法と年金が危ない!! さあ、投票に行こう

県議 大野ひろみ

大野ひろみが9月議会で年に1度の
質問をします。ぜひ傍聴を!!

 7月29日は参議院選挙の投票日。「良識の府」と呼ばれた参議院も今は昔。候補者にはテレビでおなじみの顔が並んでいます。しかし、選挙は人気投票ではありません。今回は有権者の「良識」も問われる選挙となりそうです。

選挙の争点は?

 つい2カ月前までは、5月14日に成立した国民投票法を受けて、安倍政権の悲願、憲法改定が最大の争点となるはずでした。
 ところが今、国民の関心は「5千万件もの宙に浮いた年金記録」に端を発した年金問題に集中し、憲法はどこかへ吹っ飛んでしまっています。政府も記録の照合を急ぐなど、対策に躍起になっていますが、膨大な量の記録が紛失したり、廃棄されていたり、年金をめぐる「闇」はますます深まっています。

同じテツを踏まないよう

平和憲法を守ろう!

 確かに老後の暮らしを支える年金問題は重要です。しかし、年金だけで選挙をとらえてしまっていいものでしょうか?
 2年前の9・11衆議院選挙では、郵政民営化にイエスかノーか、だけが争点となり、有権者の多くはその一点のみで判断を下してしまいました。それが結局、小泉政権のやりたい放題を許してしまうことになったのです。

9条改悪の先取り

 憲法が争点から一時的に消えたとしても、危機的状況にあることに変わりはありません。
 今、周辺にきな臭い話が増えてきました。印旛沼付近でも、銃をかついだフル装備の自衛隊が、真昼間に何度も歩行訓練を行っています。11月には有事を想定して、県が国民保護計画を実施する予定です。有事の際は、憲法の三原則である「国民主権・恒久平和主義・基本的人権」はすべてご破算となってしまいます。憲法改悪の先取りが、すでに起きているのです。

この参議院選挙が運命を握る

 憲法改定をかけた国民投票は、確実に3年後には行われます。今回の参議院選挙で選ばれた人たちがその発議者となり、つまり、彼らが憲法の運命を握ることになります。だからこそ、憲法をしっかりと守ってくれる人を、一人でも多く国会へ送り出さないと、9条が改悪され、日本は「戦争のできる国」へと変身してしまいます。
 そもそも年金制度は「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という憲法25条に基づいて設けられたものです。憲法本体が危うくなれば、年金制度もガタガタになってしまいます。なにより、戦争になってしまえば年金どころではなくなります。
「憲法か、年金か」ではなく、「憲法も年金も」守るために、皆さん、必ず投票に行きましょう。

6月県議会報告(1) 房総の海が危ない!

 来年8月、横須賀米軍基地に原子力空母ジョージ・ワシントンが配備されるのに伴い、基地岸壁の水深を掘り下げるため、60万m3(東京ドーム5個分)の土砂が浚渫されます。
この土砂には、陸上基地から流入してきたPCB、砒素、シアンなどの有害物質が蓄積されていることが、過去の米軍の調査で判明しています。特に鉛は、日本の環境基準の250倍もの数値が検出されています。
 この土砂が何と、房総半島沖100kmの地点(図の●)に捨てられるのです。ここは黒潮が親潮と合流する地点。銚子沖から三陸沖にかけて豊かな漁場が形成されています。こんな所に土砂が捨てられれば、千葉県の水産業に深刻な被害を及ぼしかねません。
 廃棄物を海に捨てる場合、92.6kmまでの海域なら水産資源保全の指定ができますが、今回は100km沖で半径7kmに投下、つまり陸地から93kmという実にきわどい距離です。
 一番問題なのは千葉県に全く知らされていないこと。まずは県の漁業関係者が了解するまで、投棄計画を凍結するよう意見書を提出して賛同を求めましたが、自民・民主・公明の反対により、否決されてしまいました。


6月県議会報告(2) 費用弁償が交通費実費に!

 議員が議会に出れば支払われる費用弁償(1日14600円)は、報酬の二重払いだと、市民ネットでは廃止を主張してきました。6月議会で「交通費実費を支払う」ことに、ようやく切り替わりました。これまで費用弁償制度温存をずっと主張してきた自民・民主も、今回は切り替えに賛成。参議院選挙目当てという声もありますが、まずは一歩前進です。
 政務調査費の領収書の公開を義務付けることなど、まだまだ改革すべき点は多いのですが、さらに声を上げていきます。


6月市議会報告(6/13〜7/3)

自衛隊が印旛沼で訓練をしていた!!

市議 五十嵐ともみ

なぜ、市民の憩いの場で

 5月17日(木)午後4時頃、「印旛沼サイクリングロードの舟戸大橋のところに迷彩服を着てライフル銃を持った自衛隊らしい集団がいる。なんで市民の憩いの場に、まるで実戦体制のような格好でいるのか、とても気味が悪いし、たいへん驚いた」という市民からの電話がありました。この周辺の住民も以前から数回見かけたことがあるということです。

白昼、何のための訓練?

 陸上自衛隊習志野駐屯地の精鋭部隊である第一空挺本部中隊の15人が、二日間にわたって歩行訓練をしていたのです。17日の12時に八千代市の運動公園を出発し、新川沿いからサイクリングロードに入り、印旛沼を一周して翌朝10時に出発地に戻るというコースでした。実弾は入っていないとはいえ、ライフル銃携帯のフル装備は、まるで実戦さながら。
 この訓練は八千代市が出発地のため、自衛隊から道路許可申請書が八千代警察署に出され、道路使用許可を受けただけで行われました。そのため通過地の佐倉警察署や八千代市役所、佐倉市役所のどこにも事前の連絡をする必要はなく、佐倉市は市民からの問い合わせで初めて知りました。
 突然、普通の生活をしている市民のところにライフル銃を持った自衛隊が入ってくることの異常さ、さらにそんな状況が日常化してしまうことへの不安を覚えます。また、自衛隊が市民を監視するような行動をとっているという報道もあり、平和や自由が脅かされるのではという危機感が増す一方です。

佐倉市の対応は

 この問題を議会で質問したところ、自衛隊の訓練は平成17年に5回、18年に3回、19年は現在までに8回行っているとのことです。
 今後は自衛隊から事前に連絡が入ることになりましたが、訓練そのものを中止するよう求めていきます。
 今議会で、新市長は「現憲法は変える必要はなく、平和条例の理念を継続する」と表明しました。この姿勢に沿った対応を期待します。


住宅地の周りの緑が消えていく

市議 入江あき子

 「あれ? いつの間に緑がなくなったの?」
 最近、市内各所で雑木林や農地が消失し、小規模の宅地開発が進められている様子を目にします。
 佐倉市は、03年に市街化調整区域の開発規制を緩和する条例改正をしました。それまで調整区域は緑地保全を目的に開発が抑制されていましたが、条例改正によって既存住宅地の隣接地に宅地開発が広がっています。


静かな住宅地がある日突然・・・

 「家の脇に調整池ができるらしい。どうしたらいいのか」
「今ある道路に、新しい住宅地から道路が取り付けられる。交通事情が悪化し、事故が起こりかねない」
 近隣住民から不安を訴える声が届けられています。
 開発許可に先立って、市は事業者と事前協議を行います。
その過程で道路や下水道などが法的基準を満たしているか、近隣住民と十分な協議をし理解を得ているか等々について、市は事業者を指導し、確認することになっています。

法的には問題ナシ?!

 ところが、近隣住民との協議が整わないうちに許可が下ろされるなどの問題が起こっています。根本的な問題として、関係法令が定める法的規準をクリアしていれば許可されてしまうこと、事業者に対する行政指導に強制力がないことがあげられます。
 しかし、このような現状を許していては、関係住民は泣き寝入りです。
 そこで、市が法令を上回る厳しい基準を条例に盛り込み、事業者に対するぺナルティも含めた指導強化をはかるための制度づくりを提案しました。




住民本位の開発行政を!

 4年前、私たちは開発規制の緩和について、住宅地周辺の自然を積極的に残すべきとの理由から反対しました。
 その時に懸念した問題が現実のものとなっています。だからこそ、開発行政のあり方を再度見直すべきです。その際、何よりも市に求められるのは、住民の立場を第一に考え、誠実に取り組む姿勢であると思います。

八ッ場ダムをストップさせる会で

有料化すればゴミは減るの?

市議 伊藤とし子

 佐倉市では平成20年度実施に向け、ゴミの有料化の検討を進めています。今議会でも3人の議員が取り上げました。しかし、ゴミを有料化したからといって、本当の減量はできるのでしょうか?


市の説明では・・・

 市は、昨年度の一人当たりの市民税5万9千円のうち、ゴミ処理費用は1万2千円で、ゴミの減量化に努めている人も、そうでない人も同じだけ市税を負担するのは不公平感があると説明しています。また廃棄物減量等推進審議会でも、平成13年から容器包装リサイクル法に取り組み、粗大ゴミの有料化を導入して、減量化とリサイクルの環境整備に努めてきたので、後は一般ゴミの有料化導入で減量を図らなければ家庭ゴミは増え続けるだろうと予測しています。さらに、有料化の料金が高ければ高いほど、ゴミは減っているという他市の例をあげています。

子ども会が肩代わり!?

 粗大ゴミが有料化され、燃やせるゴミの量は減りました。その後はほぼ横ばいで、17年度は千葉県平均より一人当たり210g少ない842gでした。
 しかし昨年度、市の予算が削られ、資源回収団体や業者へのわずかな奨励金まで減らされました。そのため古繊維は市場では成り立たないので業者は撤退してしまい、それが現在燃えるゴミに回っています。市の古紙、古繊維の拠点回収では経費がかかりすぎるため、今年度から子ども会などへ肩代わりさせています。






買わない・使わない・貰わない

 ゴミの有料化には新しいシステムが導入されます。人件費、新しいシステムソフトの導入、ゴミ袋販売店への手数料、有料化分の預かり金処理と経費も新たに発生します。市民にも行政にも金銭的に負担が増すこのゴミの有料化。減量の効果は果たしてどれだけあるのでしょうか?
 ペットボトルのリサイクルに努めれば環境にやさしいかのように錯覚し、そのため莫大な処理経費がかかっていることは見えてきません。埋め立てゴミの大部分は燃えるゴミと雑芥類で、本当の埋め立てゴミは6.7%だけ。きちんと分別しなければ最終処分場はすぐに満杯になり、延命のため手選別するようになれば、経費もばかになりません。そんな問題点こそ市は市民に伝え、減量に努めるべきではないでしょうか?
 通り一遍の「広報やホームページでのお知らせ」では市民の協力は難しいと思います。まずはゴミになるものは買わない・使わない・貰わない、繰り返し使えるリターナルビン・洋服等の使い回し、最後にリサイクルという、限りある資源が循環する社会をめざすべきです。


新市長に伺います!!

市議 工藤啓子

 新市長就任に際しての代表質問は憲法「改正」の動きと佐倉市平和条例に関しての市長の政治姿勢、志津霊園問題、寺崎特定土地区画整理事業、職員への働きかけの取り扱いに関する規則について取り上げました。


平和行政には前向き、でも財政課題については ・・・

 「現憲法については変える必要はなく平和条例の理念を継続する」「職員への働きかけの取り扱い規則は充分機能させていく」との、前向きな答弁はありました。
 しかし、今後の佐倉市財政に重大な影響を与える肝心の志津霊園道路と寺崎問題については、残念ながら具体的な方向が示されません。

「不要不急の土地は買いません」の実効性は?

 寺崎の行政文化用地は「購入しないのが最良の選択」と答えています。
 しかし、「行政文化用地」は保留地であり、土地代約30億円は、全体事業予算の4分の1以上を占めています。現在でも地価の値下がりのため、約40億円の赤字が見込まれ、事業費の調達すら危うい状況です。
 したがって、事業全体の縮小も視野に入れた都市再生機構との協議を行わなければ、「土地を買わない」選択の実効性はありません。






交渉の方法、これまでとどこが違うの?

  志津霊園については、「早期の開通」をはかるために毅然とした態度で交渉するとの返答です。
 しかし、「市民の総意の確認」は具体的に何かと問えば、「議員の一般質問に答える・関連議案の審議で意見を聞く・市民意識調査の項目に入れる」とのことで、渡貫前市長とほとんど変わりません。これらの方法で行き詰まっているからこそ、どういう打開策があるのかと質問しましたが、残念ながらノーコメントでした。
 また、市民に対する公開説明会を求めましたが、「大変複雑で入り組んだ問題。直接利害者の霊園問題関係者以外に説明するのは難しい」との答えです。
 しかし、20年間に1mも進まない道路に32億円を超える税が投入され、今後さらに20億円近くの税が使われるのです。税金を支払っている市民こそが、直接の利害者ではないでしょうか? どんなに難しくても説明責任はしっかり果たすべきです。

 




新人議員

初議会で感じたこと

あれこれ

市議 五十嵐ともみ/伊藤とし子

市民の常識
    議会の ? ? ?
伊藤

 臨時議会と6月本議会が終わったけど、おかしなことがたくさんあったね。予行演習でもしたような答弁で、再質問の時間も全然取れなかったし。

五十嵐

 それに、答弁ってどうとでも取れるような言葉を上手に使ってるから、注意しなくちゃね。やっぱり一問一答方式にしたいよね。

伊藤
議会報告をする伊藤とし子

 議会には全員協議会と会派代表者会議もあって、そこでも重要なことが話されてるね。

五十嵐

 それなのに市民の傍聴を認めていないのは問題よね。

伊藤

 傍聴を認めることで、議会に対する理解や信頼も増すと思う。

五十嵐

 非公開の理由のひとつは、人事案件もあるからって説明されたけど。

伊藤  でも、公職に就く人なんだから、一般的な個人情報というのとはちょっと違うと思う。
五十嵐  今回の全員協議会では(財)佐倉市振興協会の解散についての説明と質疑が行われたし。こんな大事なことを、どうして公開の場でしないのかしら。
伊藤  今回「会派代表者会議及び全員協議会の傍聴を求める陳情」は、不採択だったしね。
先輩議員

 市民ネットもずっとこの全員協議会と会派代表者会議の公開を提案してきて、通信にも書いたけど、なかなか変わらないわね。

五十嵐

 6月議会では、その他に「最低保障年金制度の実現を国へ要請する意見書採択を求める請願」など、請願4件、陳情3件が出てましたね。

伊藤

 今回、これだけ年金が問題になっているので、私は当然「最低保障年金制度の実現…」は採択されると思ったけど。結果を先延ばしにする継続審査になって、びっくり。

五十嵐  それに、最低保障年金制度は国連の社会権規約委員会から改善勧告を受けていて、昨年は全国市長会でも要望書が国に出されていたのにね。
先輩議員  10年前には佐倉市議会で全会一致で意見書を採択したから、今回も当然採択されていいはずなのに。
新市長に、あたたかい福祉の街づくりを期待
先輩議員  それで、わらび新市長はどうでした?
伊藤  憲法改正について、市長は「日本国憲法は世界的に優れたものである。平和主義、基本的人権の尊重、国民主権は変える必要はない」と明確に答えていたし、来年度から乳幼児医療費無料化が小学校入学前まで引き上げられて、一歩前進です。
五十嵐
五十嵐ともみ
 財政的には厳しくても、市民の生活を第一に考える市長であってほしいですね。
伊藤  まだ話したいことはたくさんあるし、傍聴した人の感想も聞きたいし。おしゃべり会に大勢来てくれるといいですね。
全員協議会
 全議員が参加する、法的な位置づけのない、非公式の会議。非公開で、案件の「事前審議」の場にもなり、問題である。



議会報告会
教育基本法改悪反対ヒューマンチェーンで
(国会前にて)
「ほっとねっと」にて
ママパパおしゃべりTime 毎月開催
「ほっとねっと」にて
原爆の図展と学習会 開催中



県議会の担当常任委員会・審議会
大野ひろみ 健康福祉常任委員会
市議会の担当常任委員会・審議会
工藤啓子 会派代表/総務常任委員会/市営住宅管理運営委員会/都市計画審議会
入江晶子 議会運営委員/文教福祉常任委員会/佐倉市酒々井町清掃組合/交通災害共済審査委員会
五十嵐ともみ
議会報編集委員会/建設常任委員会/学区審議会/災害共済審査委員会
伊藤とし子 経済環境常任委員会/住居表示審議会/廃棄物減量等推進審議会


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