2007年3月19日発行

もっと市民に身近な議会に

 
 私たちの生活にかかわる重要な政策は、どのように決められているのだろう。市民が関心を持ってのぞくと、びっくりすることも多い。「参加と討議による合意形成」は、今や当たり前の時代。なのに、議会のスタイルは旧態依然。議会の変化を阻むのは、慣例? 政党? それとも制度?
 時代とともに、市民も社会も変わっています。「もう議会はいらない」とさじを投げる前に、市民とともに考え、議論し、市民の声が反映される議会に変えていこう!と、私たちは提案しています。

伊藤とし子市民にわかりやすい議会

伊藤とし子

気になるテーマがあったから、仕事を休んで傍聴したけれど、質問は一括で、答弁はだらだらと長く、あいまいなことが多い。再質問をできなくしているのでは?
本会議を一問一答で、もっと市民にわかりやすく、そして、緊張感を持って活発に議論し合う場に!

五十嵐ともみ市民にわかりやすい議会

五十嵐ともみ

私たちの思いを直接伝えられる機会は、議会の中にはないみたい。せめて委員会などで、傍聴者にも一言、発言のチャンスがあれば、言いたいことはたくさんあるのに…。どうすれば、私たちの声は伝わるの?
委員長の判断で、傍聴者を締め出したり、不当な扱いも。

入江あき子市民にわかりやすい議会

入江あき子

市民の方からこんな声が。「最近、インターネットで県議会の公開録画を見ています。議員一人ひとりの態度や熱意も見えるので、とても参考になります。でも、市議会はCATVの録画だけ。しかも編集されていて、公開はほんの一部。これでは本当の姿は見えてこない」 積極的に情報公開し、透明性のある議会に!


行政改革  我孫子市の場合

福嶋浩彦さん講演より
権力は危険物であるという認識を

 知事や市長の不祥事が相次いでいる。
 どんな小さな自治体の市長でも、「権力者」であるという危険性を自覚する必要がある。この権力を、市長は市民のために正しく使う責任を負っている。私はそのために、どこの団体とも特別な関係を作らない。なれあいにならないよう、議会にも与党を持たない。根回しもしない。だから、議案が修正なしに、一度で通ったことはない。徹底的な討論の末、否決されたこともあった。しかしそれは、議会が健全に機能している証拠であり、情報を公開することで、結果だけでなく、どこが、なぜ変わったのかまで、市民は知ることができる。

補助金の既得権見直し

 改革の一つは、民間への補助金見直し。既得権による弊害をなくすため、一度すべてを白紙に戻した上で、新たに公募。市民による検討委員会を置き、緊急性・必要性などについて意見交換する。たとえば毎年出していた医師会への補助金も、もっとお金のないところに、ということでゼロに。それでも医師会の協力は、その後も変わりなく続いた。新しく助成を受けた団体も、3年間で白紙に戻し、継続を検討する。





職員採用審査に民間人を起用

 第2の改革は、かつては聖域だった職員採用審査に、たとえばホテルの支配人や会社の人事担当者などの民間人を加えたこと。市民が直接参加することで行政に市民感覚を取り入れ、情報をオープンにすることで、市政が確実に変わっていく。

予算編成も市民に公開

 新規事業については、各課の予算要求をホームページ上で公開。その都度、パブリックコメントを求めている。

市民意思を住民投票で

 市長や市の決定が、市民の感覚とずれていると感じる時は、住民投票を行う。しかし、あくまで十分な議論が市民の間でなされた結果であるべき。

実態に合った地方自治

 介護保険制度では、地方分権の特色を生かし、市民の実態に合わせ、不足部分を市独自のものに補足・運用した。
国にではなく、市民に説明責任を果たす姿勢が必要だ。

(福嶋浩彦さん講演より)


 なぜ、特別職や議員の報酬はカットしないの?

(回答者)市議 工藤啓子

 地方自治体の財政状況は全国的に悪化の一途。職員の給料を減らしたり、各種補助金・福祉手当等をカットしているのに、なぜ、市長ほか特別職や議員手当てのカット及び議員定数の削減を提案しないのですか? 率先すべき人たちが「我が身はかわいい」では、カットされた人たちは納得できないですよ。佐倉市の議員は夕張市の過去の市長や議員と同様、「後のことは関係ない」という考え方ですか。どうして提案しないのですか。    (市民A)

  議員報酬の削減については昨年度、議員報酬並びに市長以下特別職の報酬削減案を、市民ネットワークと市民オンブズマンと共同で修正案を提出しました。しかし、他の議員からの賛成が得られず、否決されました。
 定数の削減については、両刃の剣であることをお考えいただきたいと思います。議会が行政のチェック機関として、本来の役割を果たしているのかどうかが問われています。
 今の議会構成は、行政提案にすべてYESの勢力が3分の2を占めている状況です。議員数削減により、ますますYESマン勢力が増えていくのか、あるいは厳しくチェックし、変革していこうという勢力が増えていくのか、市民の皆さんの議員を選ぶ力にかかっています。
 しかし、佐倉市の現状やこれまでの経緯を見ると、まだまだ地縁や血縁関係、あるいは土地の有力者ということを選択の大きな基準にしているような気がしてなりません。その方が何を主張し、どのように市政を変えようとしているのかが重要だと思います。


 市長が逮捕された成田市では、不正を防ぐ意味で、上司からの命令であっても公文書として記録に残し、後に文書公開の対象とする記事が出ておりました。議員の行政への圧力を含め、佐倉市でもそのような規則を作っていただきたいと思います。     (市民B)

  佐倉市には「佐倉市政に関し、職員が受けた働きかけの取り扱いに関する規則」が、2002年に制定されましたが、残念ながら機能していません。新市長の政治姿勢にかかっています。


境田さんは 2001年8月、朝日歌壇入選 95歳で永眠されました

こんなふうに使っています議員報酬

県議報酬(大野ひろみ)

2006.1月〜2007.12月(単位:円)

収 入 支 出
議員報酬 9,926,400
期末手当 4,699,200
費用弁償(交通費等) 709,920
議員手当 3,200,000
所得税 1,842,700
市県民税 1,018,400
共済掛金 986,780
厚生会等控除 94,000
国民年金保険料 168,080
国民健康保険料 610,000
県ネットへの寄付 4,375,560
(人件費、通信費、事務所経費等)
市ネットへの寄付 2,040,000
選挙積立 1,000,000
合計          15,335,520 合計          15,335,520
県政務調査費

2006年度

調査研究費(市町村施策調べ調査委託費)
研修費(学習会企画、研修会参加費、会議費など)
資料購入費(年間購読料、書籍)
広報費(HP、議会報告など)
事務所費(事務所の賃貸料〈県、さくら〉)
事務費(事務消耗品、交通費、パソコン関連費)
人件費(県政担当人件費)
100,000
291,021
426,800
554,328
1,800,000
427,851
600,000
合 計 4,200,000

*県政務調査費は、個人に年間420万円、会派として一人60万円、計480万円です。



県議会  報酬以外に日当まで!?

県議 大野ひろみ

領収書がいらない!政務調査費

 政務調査費は、議員の調査活動に対して出る公金。県議には1年間に一人480万円支払われています。ところが、千葉県議会では領収書の提出が義務付けられていないので、全国で発覚している「温泉旅行や飲食代」などの不正使用があっても、一切わかりません。
 市民ネットワークでは、議会質問の資料作成や市民からの相談などで、調査活動はひんぱんに行っていますが、すべて領収書を議会事務局に提出し、その後県民に公開しています。また、残金が出れば返却しています。大野ひろみ

ハンコを押せば
  1万円余の日当が!

 議員は議会に出るのが仕事であるはず。それなのに、県議会では議会に出れば「費用弁償」という日当が出るのです。千葉市内の議員は1日12200円、その他の議員は14600円。年間一人70〜80万円に上ります。
 さらに、議会は開会後、議案調査のために1週間休会となりますが、この間も土日を除き、議会棟に来てハンコを押しさえすれば日当が出るのです。以前は議会棟に来なくても支給されていましたが、市民ネットワークの反対でこれは改善されました。
 12月県議会では、政務調査費の領収書の全面公開と、費用弁償の廃止を訴えましたが、自民党と民主党の反対で否決。
 市民ネットでは、4月から費用弁償を全額返納します!

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