第123号
2017年8月21日発行
 ◇ Contents    
佐倉図書館建て替え問題 --- アンケートへの回答、ありがとうございました --- 市議 伊藤とし子
子どもたちのこころを評価できるの? --- 教科化される道徳 --- 市議 五十嵐ともみ
産業まつりに自衛隊?   市議 大野ひろみ
ミサイルが佐倉に飛んで来る?    
マイナンバー問題続出 --- 番号書かなくても大丈夫 --- 市議 伊藤とし子
エコキュートなどで低周波被害が出ています    
共謀罪に賛成?反対? --- 投票で多くの市民が意思表示 --- 市議 大野ひろみ
甲状腺エコー検診 第2弾を実施しました 川口絵未
根上がり調査 中間報告 木の根っこで歩道がデコボコ  
県立高校入試に「事前リスト」!
公平・公正な入試制度に
--- 県議会報告 --- 県議 入江あき子
こんなふうに使っています 議員報酬・政務活動費  

佐倉図書館建て替え問題

たくさんの アンケートへの回答、ありがとうございました

市議 伊藤とし子

市議 伊藤とし子
  ブログ「伊藤とし子のひとりごと」

 現在の佐倉図書館は、老朽化と耐震問題から建て替えが決定し、新町地区の活性化も目的に加えられた複合施設建設の計画が進んでいます。  通信122号で「佐倉図書館建て替えについてのアンケート」を行ったところ、220通以上の返信がありました。改めて図書館への関心の高さがうかがわれました。


アンケート結果

アンケート

*アンケートからは、佐倉図書館の近くの方でも、南図書館を多く利用している状況が判明。「建物が暗くて狭い」というのが理由です。 教育委員会は、現在の利用者数から新図書館の規模を割り出していますが、潜在利用者数はもっと多いはず。規模を見直すべきです。 

山車会館はNO!

 「山車の常設展示はいらない」という意見が58通ありました。一方、「あってもいい」という意見は4通でした。
「観光客のための山車展示にスペースを割くのではなく、市民のために図書館を充実すべき」という声が多く、その他にも、「山車はおはやし館にまかせて」
「山車のために3階まで吹き抜けにするのはスペースのムダ。 駐車場の確保が先」との声がありました。

ゆったりスペースを

 「本が探しやすく、くつろいで読める環境、心地よいスペースがほしい」
「子どもが気兼ねなく声を出して読めるコーナーが必要」
「学習室、調べ物ができる大きな机。隣を気にせずゆったりと座れるスペース」「カフェがほしい」の声もありました。
「西志津にある志津図書館も、山王の南図書館も、市のはずれにあり、交通の便が悪い。もっと便利なところに佐倉図書館がほしい」という意見も目立ちました。

どのハガキもたくさんの書き込みがあり、関心の高さを実感しました。 アンケート


















































おはなしきゃらばん

 佐倉図書館の事業として、全国的にも珍しい「おはなしきゃらばん」があります。昔話や絵本を、紙芝居や人形劇に仕立て、年間30回、市内各所で実施しています。
 現在、「きゃらばん」で育った子どもが親となり、また祖父母が孫を連れてきています。
「いろいろな世代の人たちが集える図書館として、活動を大切にしてほしい」という声がありました。

こんな図書館がほしい

 図書館を主体とした複合施設の先進例として、塩尻市の「エンパーク」、大和市の「シリウス」を視察しました。どちらも、子育て支援、若者の居場所づくり、市民活動センターが一体となっており、まちの活性化を目的に作られています。
  「エンパーク」では子育て支援と絵本コーナーが隣接し、赤ちゃんが自然と絵本に親しめる工夫がされていました。
 土曜日夕方の「シリウス」館内では、小・中・高校生から大人までが、それぞれ大きなテーブルを囲んで談笑し、また学習室や読書コーナーでは、集中して読書や調べ物、勉強をしていました。1階のカフェでくつろぐこともでき、利用者数は予想以上に増えているということです。

大和市の「シリウス」
大和市の「シリウス」を見学6/24
子どもから大人までが自由にくつろげる空間

市民の声を活かして!

 広報さくら(7月15日号)で「図書館建て替えに向けてのワークショップ」参加者募集がありました。1月までに4回開催し、すべてに参加できる人を30名募集。地域の活性化につながるような施設整備を目的に掲げています。しかし、それを錦の御旗に掲げ、「山車会館」在りきでワークショップを進めるとしたら、言語道断です。
 まずはどんな施設にしたいのか、市民参加で決めていくべきです。どれだけ市民ニーズに応えた図書館中心の建物にできるかがカギです。
 今回アンケートでお寄せいただいたご意見は、まとめて市へ提供し、改善につなげるよう要望します。

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ー 教科化される道徳 ー

子どもたちのこころを評価できるの?

市議 五十嵐ともみ

市議 五十嵐ともみ     


   これまで教科書もなく、成績もつけらなれかった道徳が、算数や国語と同じように検定教科書を使い、先生が評価する教科になります。小学校は来年度から、中学校は再来年度から始まります。


おじぎの仕方まで決まっている!

 6月に行われた小学校の道徳教科書の展示会に行ってきました。1年生の教科書からクイズを一問。次のうち正しい挨拶はどれでしょう?
@「おはようございます」と言いながらおじぎする。
A「おはようございます」と言った後でおじぎする。
Bおじぎの後「おはようございます」という。
 正解はAです。また、相手によってお辞儀の角度も変えます。

お辞儀

 このように、まず形から入ることを教え込んでいます。

権利より義務?

 表紙をめくると、次のように「目標」が掲げられています。

 これを読んで、どこが悪いの?と思われる方がいるかもしれません。しかし、他人に配慮するばかりで、子ども一人ひとりの意見を大切にする視点が欠けています。平和と人権の大切さも抜け落ちています。
 教科書全体に、権利よりも義務を強調する記述が目立ちます。














































こんな教科書もある

6年生の道徳で「世界人権宣言」を載せている教科書がありました。「みんな人権をもっている。誰でもどこでも法律に守られて、人として生きることができます」と、詩人谷川俊太郎さんの訳でわかりやすく紹介しています。
 5年生では「子どもの権利条約」の大切さを考えてみようといっています。
 「きまりを守り、わがままを言うな」と、ただ教え込むのではなく、人として生きる基本とはなんだろうと、子どもたちが自ら考えるような授業が必要ではないでしょうか。

教科書になると・・・

 道徳は「心の領域」に関わること。その道徳が教科になると、子どもたちの「心」を評価することになります。
 6月議会では「心をどのような物差しで評価するのか、本当に評価できるのか」と問いましたが、教育長は「教科として教えるので何ら問題はない」と意味不明の答弁。
 道徳の教科化は、安倍首相が教育基本法の目的を、「人格の形成」から「国家と社会に必要な資質を備えた国民の育成」に改悪した時から始まっています。つまり、教科化の目的は、国の言うままに従う国民をつくることです。
 安保法制、共謀罪、憲法改悪がめざすのは、戦争のできる国です。道徳も、その一翼を担うことになってしまいます。
 もっと平和と人権に重点を置いた教育が行われるよう、しっかり発言していきます。

 


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産業まつりに自衛隊?

〜岩名野球場のスコアボード、ふるさと広場の売店〜

市議 大野ひろみ

市議 大野ひろみ  
ブログ「大野ひろみのクラクラサクラ」

  5月20〜21日、ユーカリが丘南公園で開かれた佐倉市産業まつりに自衛隊が出展。
戦車と見まがう装甲車が展示され、波紋を呼んでいます。


産業まつりとは

 佐倉市内で作られる工業製品や農産物、特産品を一堂に集め、佐倉の「モノづくり」の魅力を市民にアピールするのが目的です。会場では、食べ物や農産物を売るテントがずらりと並び、家族連れで賑わっていました。この平和なお祭りに、自衛隊の出展は場違いではないか、6月議会で質問しました。


装甲車の展示

あくまでも
「働く乗り物」!?

 市の答弁は、「装甲車は雲仙普賢岳の火砕流現場で救援活動した実績があるので、パトカーや消防車、クレーン車等と同じ『働く車』として展示した」
 しかし、この装甲車は接近戦の戦闘用に開発された車両。イラクや南スーダンの戦地で、機関銃や誘導弾を装備して走っていました。パトカーや消防車等、暮らしに身近な「働く車」と同列には扱えません。


























問題の多い展示内容

 自衛隊のテントの前には子ども用の「ミニ制服の試着コーナー」が設けられ、写真撮影できるようになっています。
 テントの中には、自衛隊が被災地で救援活動する写真が展示されていましたが、戦闘訓練の写真が載った宣伝パンフレットや、真黒な戦闘用食糧缶が置かれ、戦闘部隊としての姿がはっきりと見て取れます。


展示された子ども用の自衛隊の帽子(紙製)

自衛隊の本質が変わった今

 安保法制成立で、自衛隊は今や、他国の戦闘に参加できるようになり、いつ戦死者が出てもおかしくない状況です。災害救助活動では確かに大きな貢献をして来ましたが、戦闘部隊としての役割が格段に大きくなった今、佐倉市の産業振興を謳った「産業まつり」のコンセプトには全く合致しません。展示をやめるよう、強く要望しました。

 


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ミサイルが佐倉に飛んで来る?

 4月、市内の公共施設に「北朝鮮のミサイル落下時には建物内に避難するよう」というチラシが一斉に貼られました。しかし、ミサイルは数分で日本に到達するので、避難はまず不可能。
 テレビでも避難のCMが流され、危機感溢れる政府の姿勢ですが、実は安倍首相、ミサイル発射時に美術館に行ったり、お花見会を催したり、危機意識は見当たりません。本当に危険だと思うのなら、まず原発を停止するべきではないでしょうか。
 歴史上、国の外に敵を作り危機感を煽って国民をまとめる手法が繰り返されてきました。
 佐倉市に対して、いたずらに市民の不安を煽るのではなく、冷静な対処を求めました。

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マイナンバー問題続出

番号書かなくても大丈夫

市議 伊藤とし子

 国民全員に番号をふり、税や社会保障など個人情報を国が一元管理するマイナンバー制度が、昨年1月にスタートしました。これまでも、個人情報漏洩や不正利用等の危険性があることを繰り返し取り上げてきました。(ネット通信121号に掲載)。

特別徴収税額決定通知書に
番号記載とは

 総務省は番号普及のため、5月に自治体から事業者に送付する特別徴収税額決定通知書に番号記載欄を設け、普通郵便で送付するよう指示。勤め先に番号を教えていない人の分まで入れた全従業員の番号記載を求めました。本来なら簡易書留で送るべきものですが、国は負担を避けるため「普通郵便で」としたのです。
 この情報をいち早くキャッチしたため、2月議会で情報漏洩の危険性を指摘し、安全対策を求めてきました。最終的に佐倉市は、12桁のマイナンバーの一部を「***」で隠し、普通郵便で送付しました。
 ほとんどの自治体では総務省の指示通り番号を記載し、普通郵便で送付したため、全国各地で誤送付、誤配達、情報漏洩が起こり、県内では千葉市、八千代市などでも発生しています。
 一方、送りつけられた事業者は、厳重管理を強いられ、苦慮しています。ブラック企業から番号が流出しないとも限りません。企業にも従業員にも、何のメリットもありません。






















番号記入はあくまで任意

 今年の確定申告時、受付窓口で「来年は番号を出さないと還付申請はできませんよ」と言われたと複数の方から聞きました。しかし、法律では提出の義務はありません。
 「共通番号いらないネット」では国税庁・総務省・内閣官房・厚労省と交渉し、「番号を記入しなくても手続きできない事務はないこと」を確認しました。また、金融庁は2月、金融機関の窓口で口座開設や支払い、送金などの手続き時に「番号未記入でも柔軟な対応をするよう」通知を出しています。
 ただし、特定口座や非課税口座の開設とマル優の申告書には、番号は必要ということです。
 番号記載を強制されている事例を調査しています。困りごと、質問等もお気軽にお寄せください。




エコキュートなどで低周波被害が出ています

 電気代の節約やCO2削減などの理由で、エコキュート、エコウィル、エネファームなどを選ぶ家庭が増えています。しかし、ヒートポンプ給湯器の運転音で、想像もしなかった健康被害が出ています。不眠・頭痛・めまい・吐き気・鬱状態・動悸・ストレス・イライラ感などの症状を抱え、原因不明で休職したり、自宅に住めなくなったり、隣家とのトラブルが起こっています。
(社)日本冷凍空調工業会の「家庭用ヒートポンプ給湯器の据え付けガイドブック」には、@寝室のそばは避ける
Aヒートポンプユニットの近 辺に窓や床下通風口等の音 の侵入口があれば距離をとる
B周囲に極力スペースを設け、 壁や塀で音が反射しないよ うに工夫する
など、被害防止策が書かれています。
 対策すれば改善もありうるので、広報さくら等で周知することを、6月議会で求めました。



投票で多くの市民が意思表示!

共謀罪で賛成?反対?

市議 大野ひろみ     

 6月15日、多数の反対の声をねじ伏せて共謀罪が成立。テロ防止のためと政府は主張しますが、全くの大ウソ。既にテロ対策の法律は充分に整備されています。「話し合っただけで罪になる」というこの法律の本当の目的は、国民を政府に逆らえないよう委縮させること。今後は森友や加計学園のような不祥事が発覚しても、追及できなくなるかも…。そんなこと許さない! 私たちは早速6月16日、17日と市内2か所で、@共謀罪に反対か?賛成か?A加計学園に安倍首相は関与していると思うか?思わないか? の2種類のシール投票を決行。
 結果は、@が反対54票、賛成1票。Aが思う52票、思わない2票。
 やっぱり市民は怒っている!
 これからも各地でシール投票を行います。見かけたら是非ご参加を。シールに託す意思表示!

共謀罪シール投票
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甲状腺エコー検診

第2弾を実施しました

エコー検診

 7月9日(日)、志津市民プラザにて、第2回甲状腺検診を行いました。午前22名、午後11名、合計33名が受診しました。
 この検診では、放射能や甲状腺に関する最新情報も含め、詳しい説明を聞くことができます。実際に受診の際も、医師に直接質問し、説明を聞いて、不安な気持ちが解消されている受診者や保護者もいました。
 本来は行政が行うべきですが、医師をはじめ、有志のボランティアで検診を実施しています。
 来年度も実施する予定です。実行委員も随時募集していますので、興味のある方、詳しいことをお聞きになりたい方は、ぜひご連絡ください。

(エコー検診実行委員 川口絵未)

◆連絡窓口:さくら・市民ネットワーク        TEL 043-462-0618


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街路樹根上がり調査 中間報告

木の根っこで歩道がデコボコ


根上がり 通信前号で「歩道の『根上がり』に困っていませんか」と呼びかけたところ、多くの情報が寄せられました。6月29日、高岡、ユーカリが丘、上志津原など7か所を調査。太い根っこが縁石を壊していたり、竹の根が歩道を大蛇のように縦横無尽に走っていたり、「これは危険!」と思える箇所だらけ。
 調査を継続し、後日報告します。


根上がり
大蛇のような竹の根っこ

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県議会報告

県立高校入試に「事前リスト」!
公平・公正な入試制度に

県議 入江あき子

県議 入江あき子  
ブログ「入江あき子の県議会日記」
URL http://irieakiko.jp/

 今年3月末、県立幕張総合高校入試選抜における「不正疑惑」問題が発覚。公平・公正であるべき県の入試制度の根幹が揺らいでいます。


A評価の事前リスト

 千葉県立高校の入試の特徴は学校裁量が大きく、募集要項では詳しく示されていません。実際、問題のあった幕張総合高校の前期入試では、「合格者は学力検査の成績上位20%以内の者、または自己表現の成績がA評価の者について総合的に判断して決める」と書かれていました。    
  今春の同校前期入試2日目には、377人が自己表現の実技検査を選択し、このうち運動系の104人がA評価で合格。ところが、入試前からこの104人の「事前リスト」が存在していたことが発覚しました。このリストは運動部の顧問を中心に十数年来、秘密裏に作られ、各部の実績に応じて合格者の割当人数もあらかじめ調整していたとのこと。
 まさに「出来レース」であり、「情実入試」との声もあがっています。普通科の学校で、「体育推薦」のようなことが密かに行われ、何も知らずに受験した多くの生徒たちにとっては、大きなショックでした。

「不正なし」と幕引き

 この新聞報道の直後、私は同校の元教員など複数の関係者から情報提供を受け、県教育庁に何度も聞き取りや資料請求を行い、真相解明と改善を求めてきました。しかし、4月28日に学校長から「不正なし」とのお手盛りの調査報告書が出され、県当局も「しっかりと調査が行われた」と、追認。幕引きが図られようとしていましたが、「第三者による調査を行い、徹底的な真相解明を行うべき」「中学の部活動関係者との接触による事前リスト作成は止めさせるべき」と厳しく追及してきました。





























「総得点化」とは別問題

 6月5日、県教委は今回の問題を受け、来年度からの入試選抜のやり方を改善すると発表。実技試験や面接・作文などすべてを点数化し、学力検査と合計した「総得点制」に統一します。入試制度の「見える化」に向けて一歩前進ですが、肝心の「事前リスト」問題は解決していません。

「事前リスト」はうやむや

 6月29日、会派の議員と幕張総合高校を訪ね、学校長や関係者と今回の件について、直接意見交換しました。「部活動の生徒が中心となって学校を良くしている」との認識が強調されましたが、部活動の意義と今回の問題は別のはずです。
 7月5日文教常任委員会でも「事前リスト」の問題を追及しましたが、県当局は曖昧な答弁に終始。改めようとする姿勢は見られませんでした。引き続き受験生の努力が報われる公平・公正な制度に改善するよう働きかけていきます。

幕張総合高校にて意見交換
幕張総合高校にて意見交換 6/29



こんなふうに使っています 議員報酬

こんなふうに使っています議員報酬


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