下志津・畔田の谷津環境保全についてのお願い

 

株式会社 大林組
取締役社長 向笠愼二様

さくら・市民ネットワーク
代表  五十嵐 智美
佐倉市王子台3-7-12

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 私たちは、平和・人権・環境を柱に活動をおこなっている市民グループで、メンバーを市議会に4人、県議会に1人送り出し、様々な政策提案をしております。特に自然環境の保全、有機農業の推進、残土・産廃問題については、高い関心を持っております。
 この度、下志津・畔田の谷津田が御社より産業廃棄物処理業者の手に渡ろうとしていると伺い、取り急ぎお手紙でお願いをすることに致しました。
 当該地は、佐倉市自然環境調査報告書でも重要地域とされている貴重な谷津環境です。手付かずの斜面林と沢が織り成す風景は佐倉市民に安らぎを与え、多様な生物の住処となっています。豊富な湧水は、県民の飲料水源である印旛沼の水質浄化に役立っています。私たちは、このかけがえのない環境を子どもたちに残すことが責務であると考えています。
 私たちは、県内各地の埋め立て現場を見てきましたが、一旦埋め立てが始まると、違法行為があっても行政がストップさせることは不可能に近いことを知っております。また千葉県農業会議では、農業法人の設立や農業への新規参入についての相談活動を行っていますが、最近の報告を見ますと「農業経営よりは産廃の処理等を目的としているのではないかと思われる相談が多く見受けられる」とあります。そして実際に産業廃棄物処理業者の相談が多数あり、心配は増すばかりです。
 幸い御社は、自然との調和を企業理念に掲げ、環境保全行動計画を策定し、各分野で事業活動と環境保全の両立をめざすなど、全社を挙げて環境問題と取り組んでおられます。御社自身で保全することが難しいのであれば、当該地が御社の手から離れた後のことについても考慮してくださるものと期待しております。               
 突然のお願いで恐縮ですが、下志津・畔田の谷津環境の保全のためにお力をお貸しくださるようお願い申し上げます。

敬具

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